【ワードプレス】おすすめプラグイン8選
目次
- ワードプレスのプラグインとは?
- プラグインの注意事項
- おすすめプラグイン
- まとめ
ワードプレスのプラグインとは?
プラグインとはワードプレス使用者それぞれの需要に応じて機能を拡張するためにインストールして使用できるプログラムです。プラグインはワードプレス管理画面から自由に追加して使用することができます。プラグインは便利ですが、使用するうえでの注意点を理解して必要最小限のものを選ぶ必要があります。とは言っても初心者が自分の必要なプラグインを厳選するのは難しいので、本記事でおすすめのプラグインを紹介しようと思います。
プラグインの注意事項
プラグインをインストールする前に、注意事項について確認しておきましょう。
01. プラグインのインストール数
冒頭でも述べた通り、プラグインは必要最小限に抑えるのが好ましいです。プラグインを入れすぎると、「サイト表示速度の低下」、「セキュリティ上の懸念」、「アップデートの手間の増加」といった問題が生じてしまいます。プラグインの数は10個程度にとどめておくのが無難でしょう。
02. ワードプレステーマとの相性
ワードプレスはテーマを導入してサイトを作成しますが、テーマとプラグインの相性が悪い場合、サイトの表示に不具合を生じさせる場合があります。テーマは無数にあるので、それぞれにあったプラグインを調べてみると良いでしょう。また、ワードプレスではあらかじめインストールされているプラグインがあり、それと新しく導入したプラグインが干渉して不具合を生じる場合もあります。
03. 更新されていないプラグイン
プラグインをインストールする際は最終更新日を確認するようにしましょう。最終更新が数年前のものとなると、プログラムの欠陥を改善していないものが含まれる可能性があり、セキュリティ上の懸念があります。
おすすめプラグイン
ここからは、おすすめのプラグインとその設定等を紹介していきます。プラグインはワードプレス管理画面の「プラグイン」→「新規プラグインを追加」よりインストールすることができます。プラグイン一覧に検索欄があるので、そこで目的のプラグインを検索してインストールしましょう。インストール後は「有効化」をクリックすることで、プラグイン機能を使えるようになります。

01. Contact Form 7(問い合わせツール)

Contact Form7はワードプレスのホームページにお問い合わせ欄を追加できるプラグインです。お問い合わせ欄を入れることで読者とサイト制作者の窓口になりますし、企業からの依頼につながったりします。
Contact Form7を有効化するとワードプレス管理画面に「お問い合わせ」が表示されるので、「コンタクトフォーム」をクリックします。するとあらかじめ「コンタクトフォーム1」が作成されているので、これの編集画面を表示します。

コンタクトフォームの編集画面を表示すると、ショートコードがあるので、これをコピーしてコンタクトフォームを表示させたいページにペーストします。

コードをペーストしたら、ページをプレビューを開き、コンタクトフォームがしっかりと挿入されているか確認してください。コンタクトフォームから問い合わせするとワードプレス開設時に設定したメールアドレス宛にメールが届きます。

02. Table of Contents Plus(目次作成ツール)

Table of Contents Plusは作成した記事などに目次を自動生成するプラグインです。インストール後に「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」をクリックし、Table of Contents Plusの設定画面を表示します。
設定画面で目次の設定を行います。「位置」は目次の表示位置です。デフォルトでは最初の見出しの前になっています。見出しはページを作成するときに挿入できます。次に「表示条件」はそのページに見出しがいくつある場合に目次を生成するかの設定です。
「以下のコンテンツタイプを自動挿入」はサイト内のどのページに目次を自動生成するかの設定です。投稿記事に対して生成したい場合は、「post」にチェックを入れます。

次に「見出しのテキスト」を設定します。これは目次のタイトルです。「ユーザーによる目次の表示・非表示を切り替えを許可」をクリックすると読者が目次の表示・非表示を切替することがきるようになります。「階層表示」は目次の段落設定、「番号振り」は目次ごとに番号を振るかどうかの設定です。「横幅」はサイトに対する目次の大きさを設定できます。あとは文字サイズや目次のデザインを自分好みに設定して終了です。設定が終わったらページ下部の「変更を更新」をクリックします。その後、投稿記事を確認すると目次が挿入されています。

03. Site Kit by Google(グーグル公式ツールとの連携ツール)

Site Kit by Googleはグーグルが提供しているWEBサイトの分析ツールとワードプレスを連携させるプラグインです。Site Kitを使用することで、各種分析ツールの結果や概要を簡潔に見ることが出来るようになります。
Site Kitをインストールしたら、ワードプレス管理画面の「インストール済みプラグイン」よりSite Kitの設定画面を表示し、セットアップを開始をクリックして、手順に従ってセットアップしましょう。セットアップが完了するとグーグルアカウントとSite Kitが連携されグーグルの分析ツールを使用できるようになります。以下に連携可能なグーグル分析ツール紹介します。
Google アナリティクス

アナリティクスではWEBサイトでの利用状況を把握するためのツールです。以下にアナリティクスでわかることをまとめました。
【ユーザー】
WEBサイトを閲覧したユーザーの国や年齢、性別などの属性情報がわかります。どんな人がサイトに興味を示しているかの指標となります。
【トラフィック】
どこからサイトにアクセスしたのか、どのページをどのくらい閲覧したかなどのユーザーの流入経路、行動が分かります。
【コンバージョン】
サイトのユーザーがサイト内のファイルをダウンロードしたり、リンクをクリックしたりなどの行動結果を表示します。
サーチコンソール

サーチコンソールはユーザーのGoogleの検索ワードの結果サイトがどのような順位で表示されたか、サイト順位の推移などを解析するツールです。サーチコンソールの結果からSEO改善につなげたり、ユーザーの需要を把握することができます。
ページスピードインサイト

ページスピードインサイトはWEBサイトの表示速度などを計測して改善策を提示してくれるツールです。表示速度が遅くなるとユーザーの離脱につながるので、定期的に確認しましょう。
04. XML Sitemap & Google News(サイトマップ作製ツール)

XML Sitemap & Google Newsとはサイトマップを生成してくれるプラグインです。サイトマップとはホームページの構成図のようなもので、サイトマップをXML形式で生成して伝えることで、検索エンジンにサイト情報がデータベースとして登録されます。これをインデックスといい、インデックスされることで、検索エンジンの結果にサイトを表示することができます。以下にプラグインの設定をまとめます。
XML Sitemap & Google Newsをインストールしたら、ワードプレス管理画面の「設定」→「表示設定」から「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックを外し、「XMLサイトマップインデックス」にチェックして変更を保存しておきましょう。

次に「設定」→「XMLサイトマップ」からサイトマップ画面を表示し、「サーバー」の「プラグイン」にチェック、「無効化」の投稿者にチェックして変更を保存します。

以上で設定は終了です。サーチコンソールとの連携ができていない場合は、サーチコンソールのサイトを開き、左プロパティ画面の「サイトマップ」から新しいサイトマップを追加して送信します。サイトマップのステータスが「成功しました」になっていればOKです。

05. EWWW Image Optimizer(画像最適化ツール)

EWWW Image Optimizerはワードプレスのアップロードした画像ファイルを圧縮して容量を小さくしてくれるプラグインです。画像容量を小さくすることで、サイトの表示速度が改善されるので、特に画像を多く使用する人におすすめです。
EWWW Image Optimizerを使用する前にいくつか事前準備が必要が必要になります。インストールしたら「設定」→「EWWW Image Optimizer」よりEWWW Image Optimizerの設定画面を表示します。表示画面の「サイトを高速化」にチェック、「今は無料モードのままにする」をチェックして次へ。

「WebP変換」の幅と高さをどちらも0として設定を変更。

EWWW Image Optimizerの管理画面より「ルディクロスモード」をクリック、「変換」タブの「変換リンクを非表示」にチェックして変更を保存したら事前準備は終了です。

準備が終わったら実際に使用してみましょう。ワードプレス管理画面の「メディア」→「一括最適化」より「最適化されていない画像をスキャンする」をクリックすると今までアップロードした画像をスキャンして、画像を圧縮してくれます。

06. WP Multibyte Patch(文字化け防止ツール)

WP Multibyte Patchは文字化けの防止プラグインです。ワードプレスは英語圏のツールですので、日本語で使用すると、様々な場面で不具合が生じます。WP Multibyte Patchを使用することで以下のような場面での文字化けを防ぎます。
【メール送受信時】
コンタクトフォームなどのプラグインを使用して自動メール送信などをしたときに文字化けを防止します。
【検索時の全角スペース】
ワードプレス内で日本語検索した時に全角が入ってしまうと検索結果を得られない場合があるため、全角スペースの文字化けを処理してくれます。
【トラックバック・ピンバック時】
他サイトの記事を引用した際に引用元の管理者に通知する機能をトラックバックといいますが、その際の文字化けを防止してくれます。
【ファイルアップ時】
ワードプレス内にファイルをアップするときに日本語名のファイルだと不具合が生じる可能性があるため、その際にサニタイズ処理をしてくれます。
WP Multibyte Patchはインストール後に有効化すれば、その後のセットアップは不要ですぐに使用できます。
07. XO Security(セキュリティツール)

XO securityは主にワードプレスへのログインに関わるセキュリティを向上させてくれるプラグインです。インストールしたらワードプレス管理画面の「設定」→「XO security」から設定画面を表示します。「ログイン」タブを開き設定を変更します。
【試行回数制限】
これを設定することで特定の時間でログインできる回数を制限できます。
【ブロック時の応答遅延・失敗時の応答遅延】
ブロック時応答遅延はログイン制限がかかったときにそれを通知するまでの時間、失敗時応答遅延はログイン失敗時にそれを通知するまでの時間です。
【ログインページの変更】
ログインページのURLを変更するための設定です。ワードプレスはデフォルトでログインURLのつけ方ルールは決まっているため、デフォルトのままだと危険性が高いです。変更にチェックを入れた後、ログインファイルに任意の名前をつけてください。
【ログインIDの種類】
デフォルトではログインIDをユーザー名とメールアドレスのどちらでも入力可能です。これをどちらかに設定しなおすことができます。
【ログインエラーメッセージ】
ログインに失敗した際にエラーメッセージの設定です。デフォルトだとメッセージにユーザー名が表示されてしまうので、簡略化を選択することで非表示にできます。

【2要素認証】
IDとパスワードによる認証のほかにワンタイムパスワードなどを発行して2段階の認証を実施することで、セキュリティ向上を見込みます。
【CAPTCHA】
画像認証を有効化する設定です。ひらがなにしておくことで、ロボットによる総当たり攻撃にはひらがなの方が突破されにくいです。
【パスワードリセットリンク】
ログインページに表示されるパスワードリセットリンクです。
【サイトへ移動リンク】
ログインページに表示されるホームページへの移動リンクです。
【ログインアラート】
チェックを入れるとサイトログイン時にメールが送られます。

08. VK Blocks(ブロックエディタの拡張ツール)

VK Blocksはワードプレステーマの「Lightning」で使用できるブロックエディタの拡張プラグインです。VK Blocksを使用することで、サイトページのレイアウトやデザインの幅を広げることができます。以下にいくつかの機能を紹介します。
【アラート】
注釈がついた色付きのボックスを表示させる機能です。記事の構成にメリハリをつけるときにおすすめです。

【吹き出し】
吹き出しを使用したチャットのような画面レイアウトが出来る機能です。吹出のデザインはプロパティパネルからアイコン画像や吹出の位置、形状、背景色などを設定できます。

【枠線ボックス】
ボックスと見出しがセットになったテキストを挿入する機能です。ボックスや見出しのデザインは右側のプロパティパネルから選択することができます。

【ボタン】
ボタンアイコンを挿入する機能です。アイコン内にテキストを入力してリンク設定することで、ボタンクリックで外部リンクに飛ばすことが可能です。アイコンの色や大きさのデザインはプロパティパネルから設定します。

いくつかVK Blocksの機能を紹介しましたが、他の機能も多くあるので、自分でいろいろと試してデザインしてみましょう。
まとめ
ワードプレスのおすすめプラグインを8個紹介しましたがいかがでしたでしょうか?自分にあったプラグインを見つけてサイト作成に役立ててもらえれば嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。